研究者データベース

田中 雅人タナカ マサト

所属部署名教育学部 保健体育
職名教授
Last Updated :2019/11/22

研究者基本情報

基本情報

氏名

  • 氏名

    田中 雅人
  • 氏名(カナ)

    タナカ マサト

所属

所属・職名

  • 部署

    教育学部
  • 職名

    教授

学歴等

学歴

  • 1987年04月 - 1988年03月, 筑波大学, 大学院体育研究科, 研究生
  • 1985年04月 - 1987年03月, 筑波大学, 大学院体育研究科, 体育方法学専攻
  • 1980年04月 - 1985年03月, 滋賀大学, 教育学部, 小学校教員養成課程
  • 1987年
  • 1985年

学位

  • 体育学修士

その他基本情報

所属学協会

  • 日本体育学会
  • 日本スポーツ心理学会
  • 日本スポーツ教育学会
  • 日本フットボール学会

委員歴

  • 2018年04月 - 現在, 全日本大学女子サッカー連盟, 評議員
  • 2015年04月 - 現在, えひめ愛顔のジュニアアスリート発掘事業部会, 委員
  • 2015年04月 - 現在, 日本スポーツ少年団活動開発部会, 委員
  • 2014年04月 - 現在, 愛媛FC・マンダリンパイレーツ健全経営委員会, 委員長
  • 2013年04月 - 現在, 愛媛県スポーツ少年団, 副本部長
  • 2009年04月 - 現在, 四国体育・スポーツ学会, 理事
  • 2006年04月 - 2018年06月, 全日本大学女子サッカー連盟, 理事
  • 2015年04月 - 2017年10月, 愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会実行委員会 広報・県民運動専門委員会, 委員長
  • 2011年04月 - 2015年03月, 日本スポーツ少年団リーダー養成ワーキンググループ, 班長

経歴

  • 2017年04月 - 現在, 愛媛大学(園長)
  • 2012年04月 - 現在, 愛媛大学(教授)
  • 2007年04月 - 2012年03月, 愛媛大学(准教授)
  • 1996年02月 - 2007年03月, 愛媛大学(助教授)
  • 1990年04月 - 1996年01月, 愛媛大学(講師)
  • 1988年04月 - 1990年03月, 愛媛大学(助手)
  • 1996年 - 2007年
  • 1990年 - 1996年
  • 1988年 - 1990年

研究活動情報

研究分野等

研究分野

  • 健康・スポーツ科学, 身体教育学

研究キーワード

  • イメージ
  • 運動表象
  • 力学的情報
  • 言語情報
  • 感性情報
  • 印象分析
  • 運動学習

著書・発表論文等

論文

書籍等出版物

講演・口頭発表等

MISC

  • テキストマイニングを用いて「振り返り」を可視化する試み, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 11, 17, 22, 2019年03月
  • 動きの印象評価と注視行動, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 65, 73, 78, 2018年12月
  • 小学生を対象にしたサッカーのスモール・サイド・ゲームの作成, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 10, 45, 51, 2018年10月
  • 計量テキスト分析を用いた野外活動の振り返りの分析, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 10, 37, 43, 2018年10月
  • ゴール型ボールゲームにおける「オニごっこ」の役割, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 10, 31, 36, 2018年10月
  • 動きの調節をあらわすことばと力学的変数, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 64, 15, 20, 2017年12月
  • 感性情報を定量化する試み ー「うまさ」と空間的・時間的物理量 ー, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 61, 111, 116, 2014年10月
  • 動きの印象を表す感性語の構造分析, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 9, 29, 37, 2014年03月
  • 言語的コード化された情報による動きの調節, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 59, 149, 156, 2012年10月
  • 心理的指標を用いた感性の測定とイメージ構造の分析, 福岡小百合・田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 8, 37, 43, 2012年03月
  • 打つ動作における物理情報と動きのイメージ, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 57, 153, 160, 2010年10月
  • ボール投げ課題におけるパフォーマンスと動きのイメージ, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 7, 67, 76, 2010年03月
  • 跳躍動作のパフォーマンスと動きのイメージ, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 56, 225, 232, 2009年10月
  • 運動のイメージと感覚のイメージ, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 6, 65, 71, 2009年03月
  • 投動作のパフォーマンスと主観的・感覚的評価, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 55, 137, 143, 2008年10月
  • ボールゲームにおける状況判断をどう教えるか, 田中 雅人, 体育科教育, 54, 6, 24, 27, 2006年06月
  • ボールゲームにおける戦術と学習, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 5, 53, 60, 2006年03月
  • ボールゲームにおける状況判断と知識の構造, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 51, 1, 107, 114, 2004年10月
  • スポーツと子どものこころ, 田中 雅人, 子どもと発育発達, 2, 1, 32, 35, 2004年02月
  • ボールゲームに求められる認知スキル, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 4, 103, 112, 2003年03月
  • 動きを調節することばの発達, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 49, 1, 159, 169, 2002年09月
  • ボールゲームにおける戦術理解の構造とその発達, 田中 雅人・山中 亮, 愛媛大学教育学部紀要, 48, 1, 57, 70, 2001年09月
  • ターン運動のリズム調節とリズム・パターン, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 47, 2, 145, 158, 2001年02月
  • ことばによる運動イメージの共有, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 47, 1, 145, 158, 2000年09月
  • スキーの学習における「わかる」ということ, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 3, 69, 79, 2000年03月
  • ターン運動の表象形成に関わる言語とイメージ, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 46, 2, 135, 148, 2000年02月
  • 運動の学習における「わかる」と表象, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 2, 85, 92, 1998年03月
  • ターン運動における表象の言語的コード化, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部保健体育紀要, 1, 95, 105, 1997年03月
  • 表象の形成における運動情報の付与効果, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 43, 2, 153, 164, 1997年02月
  • 状況判断に関する状況認知のための知識, 田中 雅人, 愛媛大学保健体育学教室論集, 10, 63, 71, 1995年03月
  • 運動表象の形成における認知的ずれ, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 41, 2, 85, 95, 1995年02月
  • 記憶の再生における認知的方略と知識ベース, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 39, 2, 147, 158, 1993年02月
  • プレー再生による知識構造の推測, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 37, 173, 183, 1991年03月
  • プレーの選択行動にみる知識の構造, 田中 雅人, 愛媛大学教育学部紀要, 36, 145, 157, 1990年02月
  • サッカープレーヤーの状況判断過程のモデル化, 中山 雅雄・田中 雅人・松本 光弘, 筑波大学体育科学系紀要, 11, 165, 174, 1988年03月
  • 7, 67, 76, 2010年
  • 57, 153, 160, 2010年
  • 6, 65, 71, 2009年
  • 56, 225, 232, 2009年
  • 55, 137, 143, 2008年
  • 10, 17, 25, 2008年
  • 5, 53, 60, 2006年
  • 7, 17, 26, 2004年
  • 51, 1, 107, 114, 2004年
  • 4, 103, 112, 2003年
  • 49, 1, 159, 169, 2002年
  • 47, 2, 145, 158, 2001年
  • 48, 1, 57, 70, 2001年
  • 5, 13, 23, 2001年
  • 46, 2, 135, 148, 2000年
  • 3, 69, 79, 2000年
  • 47, 1, 145, 158, 2000年
  • 4, 19, 28, 2000年
  • 3, 10, 22, 1999年
  • 2, 85, 92, 1998年
  • 43, 2, 153, 164, 1997年
  • 1, 95, 105, 1997年
  • 41, 2, 85, 95, 1995年
  • 10, 63, 71, 1995年
  • 1, 8, 17, 1995年
  • 39, 2, 147, 158, 1993年
  • 37, 173, 183, 1991年
  • 34, 4, 1990年
  • 36, 145, 157, 1990年
  • 11, 165, 174, 1988年
  • 38, 7, 1988年
  • 8, 1, 23, 29, 1988年

その他研究情報

受賞

競争的資金

  • 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 動きの制御における主観的・感覚的情報と力学的変数との関連性の検討, 田中 雅人, 身体教育学, 基盤研究(C), 愛媛大学
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 動きの印象を決定する物理情報の分析および注視行動との関連性の検討, 田中 雅人, 身体教育学, 基盤研究(C), 愛媛大学, 本研究の目的は,動きの印象を定量化するための心理的尺度を作成したのち,動きの時間的・空間的物理情報,身体特性などを説明変数,動きの印象を目的変数とし,動きの印象を決定する物理情報を特定する.さらに,動きを観察する際の注視行動を説明変数,動きの印象を目的変数とし,両者の関連性を検討することであった.そこで,本年度は,動きの印象を表す感性語の構造を明らかにするとともに,動きの印象とモデルの身体的特性,および時間的・空間的物理情報との関連性について分析した.まず,大学生28名を対象者とし,ダンスのスキルレベルの異なる大学生(モデル)4名の3つの動きの映像を観察させ,9つの感性語で構成される心理的尺度を用いて評定させた.因子分析を行ったところ,動きの印象を決定する要因は,それぞれの動きの特徴によって異なり,複雑な因子構造をもつ動きと単純な因子構造をもつ動きとが存在することが明らかとなった.また,モデルの身体的特性と感性語との関連性を検討したところ,身体的特性(身長,上肢長,下肢長など)が動きの印象に与える影響は,動きの特徴(滑らか動きか激しい動きか,ゆったりとした動きか速い動きかなど)によって異なることが明らかとなった.次に,モデルの動きの映像をデジタイズし,動作解析プログラムを用いて時間的・空間的物理情報を収集した.その結果,時間的物理情報である動作時間と動きの速さに関する印象との間に関連性が認められたが,全く関連性を示さない動きもあり,速さの印象と物理的な運動時間とは必ずしも一致しないことが示唆された.また,空間的物理情報である指先やつま先の移動距離と動きの大きさや力動感に関する印象との間に関連性が示された.さらに,ジャンプ動作時の股関節や膝関節の角度変化と躍動感との間にも関連性が示され,空間的物理情報が動きの印象に影響を与えていることが明らかとなった.
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 動きが伝える感性情報の定量化および物理情報との関連性の検討, 田中 雅人, 身体教育学, 基盤研究(C), 愛媛大学, 感性情報と物理情報との関連性を検討するため, 8つの感性語を評定項目としたVisual Analog Scaleによる質問紙を実施した。その結果,「うまい」「美しい」の評価はリズミカルで滑らかな動きに起因し,「美しい」の解釈は「うまい」の解釈よりも多義的であることが明らかとなった。また,「力強い」「勢いがある」の評価は時間的情報に依存し,「リズミカル」「滑らか」の評価は空間的情報によって決定されることが示された。
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 客観的・力学的情報と主観的・感覚的情報が運動制御に果たす役割, 田中 雅人, 身体教育学, 基盤研究(C), 愛媛大学, バイオメカニクス的分析による客観的・力学的情報,および運動表象を言語的コード化した主観的・感覚的情報が,運動制御や情報伝達においてどのように働いているのかを検討するために3つの研究を行った.研究1では,言語的にコード化された情報の働きを明らかにするために,ことばによってどのような運動表象が形成され,動きがどのように調節されるのかを分析した.その結果,言語的にコード化された情報によって,動きの時間的・空間的な調節が可能であることが示唆された.また,言語的にコード化された情報は,主観的・感覚的であり,その受け取られ方には多様性が認められたことから,言語的な情報伝達における困難さが示唆された.研究2では,バイオメカニクス的分析によって得た客観的情報を収集し,パフォーマンスの違いが,客観的な指標にいかに反映されているのかを検討するとともに,主観的・感覚的な情報との関連性を検討した.投動作を課題に用いて,パフォーマンスと客観的指標である手の位置の関係を分析したところ,手の位置のばらつきがパフォーマンスの良し悪しを示す客観的指標となりえることが示唆された.また,パフォーマンスの高い群は,イメージと実際の動きが一致する傾向が示された.研究3では,運動のイメージが動きのパフォーマンスにどのように反映されるのか,また,運動のイメージと運動を観察することで形成されるイメージ(感覚のイメージ)との相互関連性を検討した.動作時間と指先の移動の軌跡を求めたところ,時間的なイメージはパフォーマンスに反映されたものの,空間的なイメージはパフォーマンスには反映されなかった.また,感覚のイメージには,ばらつきがあり,運動のイメージとは必ずしも一致しないことが明らかになった.
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(奨励研究(A)), 言語による主観的な情報の動作への作用とその発達的変容, 田中 雅人, 体育学, 奨励研究(A), 愛媛大学, 学習者が主観的な運動の感覚を獲得するためには,客観的な運動の情報の伝達だけでは不十分であり,言語を媒介とすることによる表象の共有が不可欠である.そして,言語のもつあいまいさは,言語と運動との結びつきを普遍的なものでなく,多様なものにしている.本研究では,運動の調節を表現する感覚的なことばを用いて,客観的な運動情報(視覚的映像)から形成される運動表象がどのように分節化されているのかを明らかにした.さらに,視覚的映像に基づいて再生された動作を分析し,運動情報の伝達可能性について発達的視点から検討した.実験Iでは,大学生40名に,異なる大きさ(空間的要素)と速さ(時間的要素)の組み合わせから構成された9つの動作をモデル呈示し,運動の調節を表現する18のことばがどの程度あてはまるかを評定させた.因子分析を行ったところ,「速さ」「大きさ」「円滑さ」の3つの因子が抽出され,「速さ」と「円滑さ」を構成することばは,動作の時間的要素を分節化し,「大きさ」を構成することばは,動作の空間的要素を分節化していた.なお,「速さ」を構成することばには,一部空間的要素も分節化することばも存在し,ことばのあいまいさが認められた.実験IIでは,中学生および大学生各30名に対し,実験Iで用いた9つの動作を再現するよう求めた.被験者の膝関節,および足関節にゴニオメータを装着して各関節の「角度の変化」と「動作時間」を測定し,それぞれについてモデルとの誤差を求めた.分析の結果,「角度の変化」は動作の空間的要素を,「動作時間」は時間的要素を明確に分節化していることが示された.また,角度の変化では,小さい動作はより大きく,大きい動作はより小さく再生された.動作時間はモデルよりも長く,速い動作になるほどより長くなった.これらの傾向はいずれも大学生により強く認められ,発達差の存在が示唆された.
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(奨励研究(A)), 言語的コード化された情報に基づく運動表象の形成と身体表現, 田中 雅人, 体育学, 奨励研究(A), 愛媛大学, 運動の観察学習においては,視覚的モデルだけでは不十分であり言語的手がかりが必要であることが多くの研究で示されている.平成9年度は,指導者が運動を構成するために用いる擬態語について調査し,さらに,学習者により形成される運動表象に対し擬態語の果たす役割を検討した.その結果,言語的コード化するために「音への変換」と「動作への変換」といった方略が用いられ,特に,擬態語による「音への変換」は,力の量と長さ(時間)の調節に対して有効であった.そこで,本年度は,運動のリズムを作り出すために, 「音への変換」がどのように行われているのかを調査し,リズムの調整に対する「音への変換」の有効性を検討した.スキー経験の異なる被験者を対象に,もっとも滑りやすいリズムを基準とし,それよりも早いリズムと遅いリズムで構成された5つのリズムで滑るよう求めた.なお,滑走前には運動のリズムを言語的にリハーサルし,滑走中にはリズムを内的に言語化するように指示した.また,滑走後には,言語化した内容をテープレコーダーに収録した.その結果,ワンターンに要する時間は,スキー経験の少ない者ほどどのリズムにおいても長かった.また,早いリズムの方が,遅いリズムよりもリズムの違いを表現することが困難であった.さらに,経験の多い者は,早いリズムから遅いリズムまで正しい順序で表現していたが,経験の少ない者は,順序が逆転する場合があった.なお, 「音への変換」は,発声の長さや強弱で,リズムの違いを表現する場合(「サー,サー」と「サッ,サッ」など)と運動の長さを号令で表す場合(「イチ,ニ」と「イチ,ニ,サン,シ」など)がみられた.運動のリズムを力の量と長さを表す適切な言語に変換し,それをもとに運動表象を形成することで,リズムを身体運動として表現することが可能になると考えられる.
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(奨励研究(A)), 運動イメージの言語的コード化とその再構成, 田中 雅人, 体育学, 奨励研究(A), 愛媛大学, 情報の伝達者である指導者が,情報の受容者である学習者に運動を示す場合、運動イメージを言語的コードに変換したことばで学習者に伝えている.一方,学習者は,伝達されたことばを運動イメージに再構成し,さらに運動へと変換している.そこで,本研究では,指導者が運動イメージを伝達するための言語的コード化,および学習者の言語的コード化された情報からの運動イメージの再構成について検討した.スキー指導員を対象に,技術レベルの異なる学習者に対する運動課題を呈示し,示範とともに補助的に用いる言語的情報について調査した.また,大学生を対象とし,運動イメージの形成における言語的情報の有効性に関する質問紙を実施した.さらに,実際にスキー運動を行ない,言語的情報のパフォーマンスへの影響を調査した.その結果,指導者は,情報を伝達するために,動きの力学的・解剖学的な説明を行うためのことばを多く使用していたが,動きを導く学習者の内的なイメージに働きかける情報は十分ではなかった.運動の欠点は,示範やビデオなどの視覚的情報によっても示すことができるが,運動の修正は,言語的情報に頼る部分が大きい.さらに,運動の流れやリズムなどの時間的・力動的イメージは,視覚的情報のみから得ることは困難であり,言語的コードに置き換えることにより可能になると考えられる.一方,学習者は,身体部位の運動の大きさのような空間的イメージを形成するための言語的情報からのイメージの構成よりも,力の強弱や運動のリズムに関わる力動的表象を形成するための情報からのイメージの構成が困難であった.したがって,視覚的情報では伝達が困難な時間的・力動的イメージを言語的コード化するための方略を検討することが必要である.また,運動イメージを形成する能力には,個人差が存在するため,学習者の認知的なレディネスを考慮した指導が望まれる.
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(奨励研究(A)), 3Dアニメーションを用いた運動表象の形成, 田中 雅人, 体育学, 奨励研究(A), 愛媛大学, 運動を遂行する際には,今までの運動経験の中で構築されてきた動きに対する表象を適切な表象に再統合することにより運動プログラムを作成し,実行している.また,動きに対する表象は,空間的,時間的,あるいは筋感覚的に形成されることが明らかにされている.そこで,本研究では,表象の形成における外的情報(アニメーション)の有効性を分析し,さらにアニメーションを用いて運動の空間的・時間的・筋感覚的要素に関わる表象の形成について検討した.表象化の対象となる運動(器械運動の「後転倒立」に習熟したモデルのキネグラムをもとにアニメーションを作成し,それをもとに運動局面の構造を時間的・系列的な要因で変化させたアニメーションを外的情報として被験者である大学生に呈示した.アニメーションの速度を変化させた場合,空間的要素は速度が遅い方が表象化が容易であったが,時間的要素は速度が遅いと表象化が困難であった.筋感覚的要素においては,速度による違いは認められなかった.また,運動の各局面の速度を変化させた場合には,空間的要素では主要局面,時間的要素と筋感覚的要素は準備局面から主要局面前半の速度を遅くしたアニメーションが表象化において有効であった.時間当たりのフレーム数を変化させると,速度が実際の運動と同じ場合には,フレーム数が多いほど時間的要素が表象化されやすいが,空間的要素や筋感覚的要素には差がなかった.一方,速度が実際よりも遅い場合には,すべての要素においてフレーム数が多いほど表象化されやすく,この傾向は空間的要素において顕著であった.なお,こうした情報の呈示は,技能の習熟段階によってその有効性が異なると考えられる.また,内省報告によると,アニメーションによる情報呈示はビデオテープなどと比較して運動の構造が理解しやすく,筋の緊張などの筋感覚的要素が得やすい.
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(奨励研究(A)), 「できる」イメージの形成過程における外的情報の付与効果, 田中 雅人
  • 文部科学省, 科学研究費補助金(奨励研究(A)), 運動技能の習得に伴う認知的変容, 田中 雅人

愛媛大学教員活動実績

教育活動(B)

担当授業科目(B01)

  • 2019年, 前期, 学部, スポーツ
  • 2019年, 前期, 学部, 初等体育
  • 2019年, 前期, 学部, 体育心理学
  • 2019年, 前期, 学部, 保健体育学演習1
  • 2019年, 前期, 学部, 初等体育研究
  • 2019年, 前期, 学部, アドバンストスポーツ1
  • 2019年, 前期, 修士, 教材研究の基礎理論(体育学)


Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.